明日も、キミに恋をする。

恋する気持ち

翌朝

校門の手前で、前を歩く木下君の後ろ姿を見つける。




あ、木下君だ!




見つけた瞬間、走り寄って声をかけようか迷う。




声をかけたい。



でも……

おはようって声をかけたあと、なんの話題を話せばいいのかな?




一緒に帰ったあの時みたいに自然に話せるかな?

自分から男の子に話かけるなんてしたことなくて…





さらに、昨日愛ちゃんに言われたことも思い出す。


“大輔に惚れちゃった?”





意識すればするほど、余計にどうしたら良いか分からなくなる。



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