明日も、キミに恋をする。
大輔くん…



大輔くんは、冬なのに燃えてるみたいに熱い。

鼓動もすごく早い………






私は大輔くんの胸元をキュッ…と掴む。










大輔くんはそっと私から唇を離すと

抱き締めていた体も離す。






「俺…やっぱ…無理かも」

「え」
 
「……優に触れたい」






大輔くんの瞳が、私を見つめる。



ドキン…





「あかんかな…?」



大輔くんは、遠慮がちに言う。









大輔くん……





ぎゅ…


私は手をのばして大輔くんの首に抱きつく。






「大輔くん…大好き…」




大輔くんがすごく愛しいよ…。

すごく恥ずかしいけど…


でも……





「大輔くんとなら私も……」


「優…」

  



大輔くんは片腕を私の下に入れて、ぎゅ…と抱き締める。






「優……大好きやで」

















 

その夜は


私と大輔くんにとって…


忘れられない大切な夜になった。










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