明日も、キミに恋をする。
「やだ……見ないで……パジャマ」






真っ暗な昨夜とちがって……

朝やからお互いの顔とかぜんぶ、はっきり見える。







「まだええやん」

「いや……恥ずかしい…ねぇ…下着とパジャマどこ…」





優は自分だけじゃなくて、俺を見るのも恥ずかしいらしい。

視線がめっちゃ泳いでる(笑)



俺の上半身なんかプールでも見てたはずやん。






優はベッドの下にぐちゃぐちゃになってるパジャマ類を見つけだすと、腕だけ布団からだして、引っ張りあげる。



「はい……大輔くんのもあるから……着て」


「はは、わかったって」




優に言われて、お互い背中を向けてパジャマやスウェットを着る。



俺が着替え終わると、優はまだパジャマのボタンにもたもたしてる。


 



可愛い、俺の優。


ずっと大切やったけど、もっともっと大切に感じる。


こんなに最高な気分が世の中あったんやな。






俺はまだボタンをとめてる優を、後ろから抱きしめる。


ぎゅっ




「わっ……もう、大輔くんったら…」


「はは、優大好きやで」






優は恥ずかしそうに、でも幸せそうな笑顔を見せてくれた。






絶対に守っていくから……

ずっとずっと一緒にいてな。

















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