明日も、キミに恋をする。
「来たで~!おまたせ!」


愛ちゃんの家の玄関のチャイムを押しながら木下君が叫ぶ。




バタバタ

バタバタ


玄関の向こうで大人数が階段を走る音が聞こえる。

ガチャ!と扉が開くとみんなが笑顔で出迎えてくれる。




愛ちゃんの家と宮本くんの家は、壁の隙間30cmくらいで本当にひっつくように建っていた。





家にあげてもらい、私はまず愛ちゃんのお母さんにクッキーを手渡す。


愛ちゃんのお母さんは、愛ちゃんと同じように美人でふわふわした雰囲気だ。


優しい笑顔で「ゆっくりしていってね」と言ってくれた。



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