俺が守るから。
●君に自由を




司くんの元へ
向かうと言いながら
あたしは迷っていた……。


だって


会うの気まずいもんι



会いたいような
会いたくないような……


そんな複雑な気持ち。





「高月さん」



すると
後ろから誰かに呼ばれた。


あたしは反射的に
振り向いた。




「神崎さん……」



“神崎 しほ”
それが彼女の名前。




そして




昨日、司くんと
キスをしていた相手だ。











< 101 / 153 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop