俺が守るから。
○隣の席の女好き
美和side




あたしと司くんが
付き合い始めて6年。


長いようで短かった
愛しい日々。


あたしの命は
少しずつ消え始めている…。



ほんとはね?

すごくすごく怖いの。
いつ君と逢えなくなるのかを
考えるだけで
胸が苦しくなる……。


何より君が泣いている姿なんて見たくないよ。



“傍にいさせて”


君があたしに
そう言うたびに
いつも思う。



いつまで
傍にいれるかな……?




大好きだよ、司くん。



何度あたしは
君に伝えただろう。



こんな言葉じゃ
伝えきれないよ…………



それくらい
君はあたしにとって
大切で、特別で



叶わないって分かってても

いつだって



君との未来を望んでいるんだ。













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