オレンジ色の校舎
12.本音と溶けるアイス





「……だるい」



「仕方ないじゃん。浅井同士なんだから」



一馬くんと2人で体育祭の余韻に浸る教室を後にして、校庭へ向かった。



「おぉ!君達、来てくれてありがとうな!早速だが、そこの道具を用具室に持っていってくれ」



砂まみれの大縄、フラフープ、コーンの山や他にもたくさんの用いられた道具があった。



「あの先生…人使い荒いよぉ」



「……早く終わらせるぞ」



渋々と細かいものを持って用具室に向かおうとした。……が、



「お前少なすぎ。もっと持てよ」



自分的にはかなり持っていたはずなのに、一馬くんに荷物をプラスされた。



「ち、ちょっ…重いって!」



「何、可愛いコぶってんだよ。それくらい余裕だろ?」



「あたしは女のコなのっ」





< 324 / 574 >

この作品をシェア

pagetop