【COLORS②】僕の彼女はお姫様
いきなり許婚?!
ちょっと待て、まずは冷静になろう……
俺はふぅ──っと深呼吸をした。
「誤解してるようだから、確認しておくが……俺の名前は柚木蒼空(ゆずきそら)、君の言う「陸」ではない」
こういうことは最初にはっきり、ばしっと言っておかねーと後でめんどくせぇことになり兼ねないからな。
「……陸……じゃない……!?そっか陸のわけないよね……あまりにも似ていたもんだから、つい嬉しくなっちゃって」
「まぁ、人違いはよくあることだしな、今日のところは大目にみてやるよ。それより……早く離れてくれないかな」
彼女は俺の胸のあたりに顔を埋め、しっかりとしがみついている。
今の俺にはそれを無理矢理、引き離すほどの度胸がなかった。
「決めたっ!!」
「?!」
彼女は突然、大きな声を出すと、万遍の笑みを俺に向けた。
理解してくれた?のかな。
「私、蒼空と結婚する!!」
けっ、結婚……!?
俺はふぅ──っと深呼吸をした。
「誤解してるようだから、確認しておくが……俺の名前は柚木蒼空(ゆずきそら)、君の言う「陸」ではない」
こういうことは最初にはっきり、ばしっと言っておかねーと後でめんどくせぇことになり兼ねないからな。
「……陸……じゃない……!?そっか陸のわけないよね……あまりにも似ていたもんだから、つい嬉しくなっちゃって」
「まぁ、人違いはよくあることだしな、今日のところは大目にみてやるよ。それより……早く離れてくれないかな」
彼女は俺の胸のあたりに顔を埋め、しっかりとしがみついている。
今の俺にはそれを無理矢理、引き離すほどの度胸がなかった。
「決めたっ!!」
「?!」
彼女は突然、大きな声を出すと、万遍の笑みを俺に向けた。
理解してくれた?のかな。
「私、蒼空と結婚する!!」
けっ、結婚……!?