やくざと執事と私【クリスマススペシャル】
クリスマススペシャル『真木ヒナタと不愉快な仲間達』

第1回:真木ヒナタTime



第1回:真木ヒナタTime



12月22日(水曜日) 天気:飴



朝、7時、ポチの野郎が、起こしに来た。



とりあえず、寝起きにポチを一発殴った。う~ん、爽快だ!



ただ、なぜかポチは、「前日に真木さんが起こせっていったんじゃないですかぁ~!」と泣きながら叫んでいたが、意味不明。



俺様は、そんなこと言った覚えはない!



それにしても、ポチは俺様が好きなのか、いつも俺にちょっかいを出してくる。



まったく小夜といい、ポチといい、慕われるのも大変だよ。



朝飯までは時間があったから、しょうがなく、俺様の秘密の冷蔵庫から秘蔵のアイスを取り出し食べた。



まったく、日本の冬は、暑くていけない。



朝からアイスは、なんともいえない美味しさだ。



おっと、忘れるところだった。



俺様は、新たに部屋に作った神棚の前に行き、トトロ神様の前で朝のお祈りをささげる。



聞くところによると、これを繰り返していると、いつの日か、猫バスを呼べるようになるらしい(ポチ談)。



昨日、屋敷の前のバス停で試してみたが、まだ、俺様には、猫バスを呼ぶことが出来なかった・・・。



かわりに野良猫が、大勢、寄ってきた。



こいつらは、俺様が、ここら辺のボス猫のザクソン(大和命名)に勝った時から、どうも俺様の姿を見ると集まってきやがる。


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