【改正版】好きと言わせて...。

ガチャッと扉の開く音がした。




「愛。」




名前を呼ばれて振り返ると、




「龍。」




龍が立っていた。




龍はあたしの隣に座った。



「どうしたの、龍?」




もうすぐ授業始まるのに、どうしたんだろう?




「美園に愛が屋上でサボるって聞いて、俺もサボろぉと思って。」




「そうなんだ。でも龍がサボるなんて意外だなぁ〜。」




龍はあたしの中で優等生ってイメージだから、サボったりしないと思ってた。




「俺だってサボりたくなるよ。」




「そっか〜。」





そんな話をしていると、5限目の開始を告げるチャイムが鳴った。





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