【改正版】好きと言わせて...。
第2章

役割

太陽の光が教室に降り注ぐ。ポカポカと暖かく眠気を誘う、午後の授業。



眠気と闘っているあたし。あたし達の教室では1ヶ月後に迫った文化祭の役割分担を行っている最中だ。





「私達のクラスは'白雪姫'の劇をします。」




黒板の前に立って張り切る学級委員長。



あたし達の学校では1年生が劇をやることになっている。




「えーでは、主役の白雪姫と王子様から決めたいと思います。立候補者、推薦者はいませんか?」





推薦者はともかく立候補者っているのかな?




そう思ってたら教室の後ろの方から、




「はい!」




っと元気な声が聞こえた。




もしかして立候補者!?



って思ってたら、




「長谷川さんがいいと思います。」





美園を指名した。




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