どくたぁ&なぁす☆

最低最悪

―――――――というわけで、



今にいたるというわけだ。



でも・・・・



「あれ?」



地図通りに来たはずなんだけど・・・



なんだこの・・・



こじんまりとしたボロ家は・・・・・・。





「まさか・・・ね、はははは。」



・・・空笑いしかでてこない。



でも、草や葉っぱに隠れた看板が



チラッと見えた。



「葵・・・葉・・病院」



砂や土で汚れてよく見えないけど・・・



ここだ。



ここであってたんだ。



・・・ていうか、ここ本当に病院だったんだ。





カランカランッ・・・



ドアをあけると、殺風景な部屋が広がっていた。



「すいませーん・・・。今日からここで働く、
 美月なんですけどー・・・・。」



誰もいないのかな??



しーんとした部屋に、あたしの声が響いた。



「・・・・・失礼しまぁす。」



あたしはそーっと、靴を脱ぎ中へ入った。









< 5 / 50 >

この作品をシェア

pagetop