雪の華、君の香り、君ヲ想う
大切なものが壊れる日・・・
その日、瑠香は西村クリニックへと
向かった。


そう、今日初めていじめに
立ち向かえたことを報告しに。

そして、そんな自分を
真治に褒めてほしくて・・・



「こんにちは!!」


瑠香は元気よく入ってきた。


「瑠香ちゃん、いらっしゃい。」


「こんにちは佳奈さん。
真治いる?」


「ああ、いるけど今は・・・」


「ありがとう。」


「あっ、瑠香ちゃん!!」


止める佳奈を気にせずに
瑠香は真治のところへ向かった。





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