雪の華、君の香り、君ヲ想う
旅立ち
クリスマスが終わり、新年を迎えた。


病室で新しい年を迎えた瑠香も
やっと退院の日を迎えた。


「瑠香、退院おめでとう。」


「うん、ありがとう。」


退院の日、いち早く真治が迎えに来ていた。


「貸せ。」


真治は瑠香の手から荷物を取った。


「ありがとう。」


瑠香、そんな真治のやさしさに
また笑顔になる。



最近は、本当によく笑うようになった瑠香。


目標が見つかり、しっかり前を見て
歩こうとしているからか、
それとも真治の影響か、
どちらにせよ喜ばしいことだった。




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