新撰組と〜双子の再会〜【短編】
助ケテ
「ハァ、ハァ……」
私はどれくらい走ったのかな?
さっきのみんなの言葉が頭の中で繰り返される。
女だから拒絶された。
女がなんで剣を持っちゃいけないのよ!!
なのに………
「ッ…………」
泣きたくなるの?
「アンタなにしてんのさ?」
「……関係なくない?」
「じゃなんで泣きそうな顔してんだよ!!!」
「だから貴方に関係ないって言ってんじゃんか!!」
お互い睨み合い
先にしゃべったのは
「ハァ…俺は古町亮太。
アンタの名前は?」
えっ?
「私は藤堂莱華。」