“あれ”が

視え始めたのは……


いつから、だったか。




「は、陽哥っ!!
俺は浮気なんかしてないってば!!」


必死に訴え掛ける元・彼氏の
言葉を覆い隠すように。


<嘘>


という“文字”が
彼の周りを飛び回っている。



「………言われなくても、知ってる」

「えっ?は、はる…」

「バイバイ」





内名 陽哥(うちな はるか)


相手が嘘を吐いている時
その人の周りに
<嘘>という文字が飛び回って見える。



だからわたしは―――

“彼”以外

誰も信じられない。


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