続編☆先生が教えてくれた事



先生は、50代前半のベテラン女医先生。


優しく穏やかで、でも優秀な先生と評判なのだ。


「安藤さん。調子はどうですか?」


先生は、母子手帳を眺めながら、私に言った。


「時々、腰が痛くなるくらいで、特に変わりありません」


そう言うと、先生は穏やかに微笑んだ。


「そうですか。良かった。じゃあ、いつもの様に赤ちゃんを見ましょうか」


すぐ横には、ベッドがあり、ここでエコーが見れるんだけど・・・。


電気を消し、仰向けに寝た私のお腹に、いつも通りジェルが濡られていく。


エコーの機械を滑りやすくする為なんだけど、これがすごく、くすぐったい。


毎回、笑いを堪えるのに必死なんだよね。




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