涙飴

初恋

「あのさ…話したいことあるから、明日一緒に帰れる?」

頭の中で何度も何度もシュミレーションした台詞。
自然に、いつも通りに、そう心の中で何度も唱える。



「いいけど。何?」


携帯から聞こえる聞き慣れた低い声は、あたしの鼓動を早くさせる。

携帯を持つ手が汗ばんでいるのが分かる。

「明日話すから!じゃあ学校終わったら校門ね」


それだけ言ってあたしは電話を切った。




明日、遂に伝えるんだ。

この気持ちを。
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