ホットミルク

FROM 健也


ピピッピピッ

携帯の目覚ましがなる。
だるそうにベットから携帯へと手を伸ばし
時間を見る。

am9:52

やべぇ、寝坊した!!
10時にスタジオで待ち合わせてんのに!!
やべぇーーーー


顔洗って、
着替えて、
ベース持って、


「行ってきまーす」

勢いよく玄関を開けた。

「今日は何時帰り?!」


背後からおふくろの声が聞こえた。
そんなの答えてる暇などなく、
無視してきた。

とりあえずやべーんだよ!!
家の玄関の隣にチャリが置いて・・・


ない!!
はぁ?なして?
あぁ、もういいや!!
走れば!



とにかく走った。
息を切らしながら走った。

11月なのにすっげー寒い!!!
冷めた風が逆に
俺を眠気から目覚めさせた。



いつも学校からスタジオに行く時に通る川沿いの道をひたすら


走った。


あっ、この角を曲がれば・・・



「おせーよ」

「おそ」


有間と有間の兄貴がいた。


「わりぃ」


ハァハァ言いながら言った。
携帯を見ると
am10:12
と記されていた。

ヤベー自己新だわぁww
< 12 / 42 >

この作品をシェア

pagetop