pinkな関係 そのみ×大河【完結】
room1 私の王子様
オレンジ色の夕日が今日も少しずつ落ちようとする

窓から見つめる校庭にはいくつかの人影が動いていた



教室にはだれもいない。


あたしは部活を終えて教室に戻りいつもの席に座った



「大河先輩・・・」


一瞬で見つけられる先輩の姿に胸が高鳴る




調理部で作ったクッキーを一人食べながら先輩の姿を目で追っていた




誰にもいえないがこれが日課だったりする

週に2、3回、部活のある日はこうやって遠くから先輩を眺めていた
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