初恋~First Love~


「そんなわけじゃないよ」

慌ててあたしはそう言った。

「はは、嘘嘘
でも、そろそろ出て行くよ」


笑いながらそういって、お姉ちゃんは部屋を出て行った。



上月君が春輔君の弟だったなんて、
驚きだ。




あたしとおねえちゃんは、年が7つ離れている、
お姉ちゃんの彼氏はおねえちゃんよりふたつ上だから、
上月君の兄弟は9つも年が離れているんだ。

なんだか、意外だな。


まぁ、何でもいいや。


上月君にも、あたしはあまり興味はないし。

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