初恋~First Love~

遊園地の魔法



「はぁ、疲れた」


一通り乗りつくした。

「はいこれ」

「あっ、ありがとう」


上月君が差し出してくれたジュースを、一気に飲んだ。



「さすがにちょっと疲れたね」


上月君も疲れた顔をしている。



「でも、たのしかったよ」


本当に、楽しかった。
最初は全然乗り気じゃなかったのに。

いつのまにか、あたしもはしゃいでた。


「ねぇ、桟道さん」


「何?」



「ありがとう」

なぜか上月君はお礼を言った。

「何が?」

「いろいろお世話になって」

「ふふ、何言ってんの?」


「自分でもよくわかんないや」

「何だそれ」


< 34 / 212 >

この作品をシェア

pagetop