一番星のキミに恋するほどに切なくて。《旧版》
「…そんなに知りたいのか?」
蓮さんは箸を置いてあたしを見つめる。
「うん、知りたい」
あたしも蓮さんをじっと見つめ返した。
「はぁ…」
蓮さんは観念したようにため息をついた。
「…………てたからだ…」
「………へ……??」
蓮さんの声小さすぎて聞こえなかった!!!
今なんて!!?
「一度で聞き取れ。…俺と似てたからだ」
…蓮さんと…似てた…?
「何が似てたの?」
もちろん顔とか容姿の事じゃないのは明白だ。
だったら何が……??
「お前の目が、昔の俺…いや、今もそうか。目が似てたからだ」
「…目……?」
いまいちピンとこない。
私と蓮さんの目、そんな似てるかな??