エリートな彼に甘く奪われました
その場に居合わせたすべての女性の目がキラリと光った気がした。

「や…やぁだ、水臭いじゃない、私にまで秘密にするなんて」

真奈美はそう言って笑ったけど口の端がひきつったのを私は見逃さなかった。

そう、私達の気持ちが、いくらより確かなものになっても周りの状況は少しも変わらない。

遼と一緒にいるという事とはこういう状況を作る事だって、初めから分かっていた。

彼がいない今だからこそ私自身の心の強さが試される。

彼に昨日誓ったの。

あなたと何があっても離れない、待っていると。

私はそう思いながら突き刺さる視線をじっと見返した。






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