エリートな彼に甘く奪われました
しばらくしてから、惜しむように静かにそっと唇が離れた。

「………。」

「………。」

二人無言のまま相手の表情を探る様に見詰め合う。

すると彼が優しくふわっと微笑んだ。

彼の不意討ちの笑顔に頭が真っ白になる。

至近距離でこれを見ると、きっと彼を好きにならない女の子はいないだろう。

……なんて、綺麗なんだろう。

こんな人が、世の中にはいるのね。

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