アクアマリンの秘密【外伝】
犬猿の仲と仲裁係
【緑志side】



「蒼刃。
お前、国には戻らないのか?」

「なんでお前にんなこと答えなきゃなんねぇんだよ?
つーか戻ってほしそうな口ぶりだな…。」

「当たり前だ。
何度だって言ってやるが、お前はパシフィックブレードの皇子だ。一応、という言葉も添えておくけどな。」

「月叉…てめぇ…喧嘩売ってんのか?」

「お前のどこを見れば皇子だと分かるんだ?
説明してくれないか?」

「…上等だ。今日こそお前を叩きのめす!!」










…また僕の出番かな、これは。
大きくため息をついて、飛びかかりそうになっている蒼刃の前へと進む。










「そこまで。」




僕はお決まりの台詞を吐いた。



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