甘い君の唇にキス~恋の秘密は会議室で~
おまけ



朝目覚めると、視界一杯に映りこむ孝太のドアップに驚いた。


ちょっと、近すぎなんだけど。

息苦しかったのは、孝太の所為だったんだ。


そんなことを思いながら、あたしの身体に腕を絡ませて、子供のようにぐっすり眠る孝太を見ていると、なんだか幸せな気持ちになる。


付き合う前は、一緒に寝ても身体に触れることなんてなかったのに。

本当に恋人同士になったんだと実感が湧いてくる。


寝顔にキスしちゃおうか。

いいよね、別に。それぐらい。


孝太を起こさないように、そっと身体を動かして、その唇に触れた瞬間……


待ってましたとばかりに、ニヤリと笑う孝太。


えっ、起きてたの??

慌てて離れようとすると、強い力で引き寄せられた。



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