ありのまま、愛すること。

いつまでも輝ける夫婦でありたい

読者の方々には、そろそろ子育てから手が離れ始める世代の方もいるでしょう。

そうすると、今度は夫婦で向き合う時間が増えてくるかもしれません。

そして、夫婦で向き合う時間をどう過ごすのか、これが子離れ後の女性には大事なことになってきます。

できるだけ同じ時間を過ごして、同じ趣味を楽しむ。

そういう夫婦の形もあっていいでしょうし、そうでなくとも、一向に構わないと私は考えています。

私たち夫婦の場合を話しましょう。

私は私で、相変わらず日本中を、世界中を飛び回る毎日です。

子育ても一段落しつつある妻は、では今度は私につきっきりというわけにもいかない。

秘書でもないのですから。

では、妻はなにをしているかというと、以前からの夢の実現に精を出しています。

以前には、結婚前からの妻の夢であったレストラン経営にチャレンジしました。

そして今は、もうひとつの夢である書道の師範として、教室を持ち、生徒さんを増やしています。

そこでの生徒との触れ合いを、彼女はとても大切にしているし、全力投球している。

私は、夫としての、男としての妻への役割は、そういう夢の実現への環境を整えてあげることだと思います。

私の思う理想の夫婦像には、やはり、自立した母の姿が強く影響しています。

ですから、子離れが終わったあと、旦那さんと四六時中いっしょにいて、旅行に行くのも悪いことではないのですが、女性にはぜひ、社会に出て好きなことに挑戦してほしい。

女性も男性も、いつまでも輝ける場所を持ち続けること。

夫婦の第二の人生は、そこが大事になってくると私は考えています。


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