ありのまま、愛すること。

素直な心が道を開く

ある社員からこんなことを聞きました。

「○○さんのいちばん悪いところは、間違ったときに謝らないところです。仕事ができることは認めますが、人間的には尊敬できません」

また、別の社員がこうも言っていました。

「△△さんは、してもらって当たり前だと思っているんじゃないかな。命令されればやりますけど、『ご苦労さん』とか『ありがとう』のひと言があってもいいよね」

二人とも、自分の直属の上司のことを話していたのです。

○○や△△に自分の名前を入れてみてください。

しっくりきませんか? 

私など、大いに反省してしまいます。

「あ、あのときありがとうと言っておけばよかった」などといろいろな場面が目に浮かびます。

人に嫌われる発言をしている人に共通しているのは、「思いやりの欠如」ではないかと思います。

どんな場面でも思いやりの心を持つためには、どうしたらよいのでしょうか。

私はやはり、「素直な心」になることだと思います。

素直な心になれば、無条件に良心が表に顔を出します。

そうすれば、人に優しくなれます。背伸びをしなくなります。

所詮すべての面で優秀な人間などいないのです。

長所があれば欠点もあります。

出っ張り、引っ込みで、人間というものは上手くできているのだろうと思います。


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