ありのまま、愛すること。

なにがあっても、どうしても

2008年に完成したのは、孤児院の「夢追う子どもたちの家」です。

その土地は、首都プノンペンから車で3時間。ポーサット州の国道から、少し中に入ったところにあります。

3ヘクタールの広い土地に、パパイヤやヤシの果樹が植えられ、門を入ると正面は事務所。右側の大きな建物は食堂。

左側の大きな建物は図書館、そして学習ルーム。事務所の向こうには、里親が泊まれるゲスト・ルーム。その4つの建物の真ん中には、中庭があります。

もうひとつ奥へ行くと、左右に子どもたちの宿泊施設が並んでいます。

大きな部屋に2段ベッドが5つ、その部屋が4つ並んでいるのです。子どもたちの宿泊施設の向こうには、農園が広がり、牛や豚が遊んでいます。その右手には大きな池、魚の養殖場です。

これらの楽園を、安全のため、2メートルの塀が囲んでいる。これが、「夢追う子どもたちの家」の概況です。

この施設の設立以前、どんな子がこの施設に入るのか、そのことを確認するために、受け入れ候補の子どもに会いに行きました。


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