薬指~未来への誓い~

招かざる客

入籍の翌々日。
7月2日大安吉日。
私たちの結婚式。



私は妊娠4ヶ月。
お腹もちょっとふっくらして、お腹の子と三人で迎える真吾と共に生きてゆくと誓えるこの日に



私は胸の高鳴りを隠しきれないほど
幸せを感じていた。




目の前には眩しいほどの純白なドレス。


『キレイ…』

思わず息をのむ。



ドキドキと着替えを済ませ、ドレスに身を包まれた私…。




う゛………
ドレスに負けてそう…。。






控え室で1人座っていると、別室で着替えを済ませた真吾が来た。




あっ、タキシード姿。。





『七五三みたいだよ』







第一声がこれっ!?で自分で呆れちゃうけど…





素直にカッコイイ…なんて恥ずかしくって言えないや。





『ウルサイ…』


『どお?私のドレス姿♪』


『馬子にも衣装とは…このことだな。』


『ひど~~い!!!』








“七五三”だなんて私も言っておきつつ…





自分の事はすっかり棚上げ~。。
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