母娘。〜親子の品格〜
中学生

非行

「うるっせぇんだよ」

理屈も御託も聞きあきた。あたし一人が、完全な駄作になっていた。

「中学生らしくしたらどう?受験も考えなきゃいけない年代に…」

「喋るなやくそババア!!」

勢いよく、椅子が飛んだ。

中学校二年生。

完全にグレた。

「あたしは思い通りになんかならねえよ。」

煙草を灰皿におしあてて、席を立つ。
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