『庶民♀♂御曹司』
大人


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「坂本さん。ありがとうございました。
また来て下さいね」


「華香(はなか)のためなら・・・
また来るよ。じゃーね」


私はタクシーに乗ったお客さんに手を振り続けた。


角に曲がり見えなくなると・・・フッと笑って店の中へ


「華・・・結衣ちゃん。今月もナンバー1よ」


「本当ですか?
ありがとうございます」


月日は5年ほど経っていて・・・私は21歳


今までの流れで分かるように、私は今キャバ嬢。


それなりの地位にもいる。


「明日はすごいところの社長が来るわ。
お願いしてもいい?」


「でも明日は・・・
出勤日じゃ・・・」


「お願い!!」


ママのおねだりに負けて、私は頷いた。



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