HELLO
「何って…。

ああ、バカの次は変態か」

特に悪びれる様子もなく、彼は左に流している前髪をかきあげる。

こいつ、悪いと言う心は特にないの!?

「当たり前じゃない!

変態以外なんて言うのよ!」

「別に、男と意識したっていいじゃねーの?」

最ッ低!

こんなヤツにキスを奪われたのかと思うと、情けなくて笑えない。

「この変態!

あんたなんてこっちからお断りよ!」

病院のド真ん中、私の叫び声と乾いた音が大きく響き渡った。
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