終わりの無い物語。
しばらくして帰ってきた夢斗。



「一、俺と結婚して?」

「え・・・?」

「無理とかなしだかんな」

「え、うん・・・」



急なことでビックリ・・・。



「じゃ、ここ名前書いて」

「うん・・・。夢斗は書かないの?」

「両親にokもらったら書く」

「わかった・・・」



ドキドキしながらペンを握って書いたあたしの字は、ミミズになってた。




「じゃ、両親に挨拶しに行こう!!」



マジで夢斗って急すぎる。せっかちだよね・・・。



でもとりあえず、あたしの家に行った。



「一さんと結婚させてください」

「え? もう一度・・・言ってごらん?」

「お嬢さんをください。ってか貰います」

「まさか・・・、出来ちゃったとか・・・か?」

「はい」



恥ずかしい! マジ恥ずかしい! 顔から火が出るほど恥ずかしい・・・!



出来ちゃったって事は、そういう行為をしちゃったってことで・・・。


しかもお父さんの前で・・・。



「という事で、もらいます」

「はは、ははは・・・。まぁ、離婚しなければ・・・。こんな娘ですが・・・」



お父さん壊れた・・・。



「ママさんは・・・」

「あたし!? あたしは夢斗くんならいわよ!? わけのわからないチャラチャラした男より全然いい」

「ありがとうございます」



さて、次は夢斗ん家だ。
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