お見合いダーリン!
お見合い話し






私は今から婚約者という人に会う。


今時、政略結婚なんて有り得ないよね。


そんな事を思っている間にも私と婚約者との対面にごく一刻迫ってく。


この扉の向こうに婚約者の人が…


乗り気ではなかったものの胸は素直に高鳴る。


カラッと音を経てながらお父さんが障子を開けると、目の前に居る男性に釘付けになった。


うそでしょ!?


な、なんで。


大人気アイドルの蓮見が!?


ポカンと口を開る私に蓮見が私に一言。





「始めまして。君の婚約者の蓮見です。これから、夫として頑張るから俺と結婚をしてくれませんか?」





ニヤリと笑う蓮見。


私はそんな蓮見に思わず頷く。


私は蓮見の、大人気アイドルの妻に、こんな私がなるんだ――…



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