王子様の溺愛カメラマン
やきもち妬きました
放課後

日向くんの通う西高校の校門前。


結局一人は心細いからミキにも付いてきてもらった。






「日向くん見るのすっごく楽しみ~」


「えへへ…」


はしゃぐミキの隣で私はなんだか緊張がピークで…


「にしてもみんな派手だね~」


下校で校門を出てくる生徒は半分くらい頭が染まっていた。


制服もオシャレに着崩され、女子のカバンには大抵ぬいぐるみがたくさん付いていた。


「うちの私学は厳しいもんね。ちょっと羨ましいな~」


ミキは遠慮することなく出てくる生徒達をガン見してる。


逆に私はじろじろ見られるのが嫌で肩をすぼめていた。


日向くん…まだかな~



すると校舎から出てくる生徒の中にようやく日向くんを見付けた。


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