HONEY*ときどき*BOY
「試合は見てみたいなって思ってたの。部活でやることも、特にないし。でも、2人のファンに紛れてみるのは恥ずかしいし」


「そっか……」



2人が付き合ってるって噂は、本当だったんだ……――――



そうじゃなきゃ、昼休みにわざわざこんなとこで話したりするはずない。


今日の試合だって、羽月ちゃんは部長のことを応援するんだ。



「俺は、宮下のそーゆーとこ、好きだよ」


「え……?」



イヤだ……


聞きたくない。



これ以上は、ムリだ……――――




オレは、財布をぎゅっと握りしめてその場を離れた。



2人の会話が頭から離れなくて、その内容にイライラして、自然に歩くスピードが速くなる。



あの後、羽月ちゃんはどう答えた?


あの後、2人はどうした……?



登校も一緒で、クラスでも一緒で、昼休みにわざわざあんな人の来ない場所で会う2人って……。



オレは、あのルールを守ってきたからないけど……



2人とももう高校生なんだから、そーゆーこと……だろ?



「人にはあんなルール作ったくせにさ……」



自分は豊崎部長と、か。


< 13 / 30 >

この作品をシェア

pagetop