HONEY*ときどき*BOY



いつから?


そんなのわからない。



でもたぶん、もうずっと昔から。



羽月ちゃんがずっと隣にいた時も


羽月ちゃんがいきなりいなくなった時も



ずっとずっと……――――



あんなめちゃくちゃなルールを守ろうと頑張ったのも、きっと羽月ちゃんが好きだったから。



あれは、“男の子のマナー”だから……



あれを全部できるようになれば、羽月ちゃんがオレのことを気に入ってくれるって


無意識にそう思ってたから



たぶん、ここまであのルールを必死で守ろうと頑張ってきたんだ。



だけど、結局オレは、中身は昔のまま……――――



だったら

ルールなんて気にしなくても自然に格好良い振る舞いができる豊崎部長の方が、何倍も良いに決まってる。



「何なんだよ、コレ……」




気付いたら教室まで来ていたオレは、そのまま自分の席に向かった。





< 15 / 30 >

この作品をシェア

pagetop