先生は蒼い瞳の狼くん*2nd
text.8~答え~








――――――……





「…なぁ、お前本当に大丈夫なのかよ…」


あの日から数日、私は先生の子を考えていた


朝起きて、ご飯たべて、学校に行って、授業うけて、放課後になって、寮に帰って、ご飯たべて、お風呂にはいって、ベットに横になって


先生の事を考えない時間はないってほど考えていた



「龍之介、サラのことはほっときな」


そんな会話を目の前でされても、私は何も口に出来ない


あの日のこと、私は瑠花に少し話したら"やっぱりか"と納得していた


どうやら、瑠花は薄々分かっていたけど、それを私には言わなかったらしい


「いや、無視って…」



そう言い、龍之介くんは落ち込む私を心配そうに見つめる


そんな龍之介くんを見ていると、私は少しだけ気持ちが楽になる


「大丈夫だよ…いつも、心配してくれてありがと」


「あ…いや」

「なんか、色々あってさ…自分でもよく分からなくて」


「………」


私が龍之介くんにそう言うと、瑠花がそっと椅子から立ち上がった


「?…瑠花?」


「ちょっと、謙先生の所に行ってくるね」


「あ、うん」


そう言うなり、瑠花が教室を出ていくと、龍之介くんは椅子を私の席に近づけてうつぶせながら私を上目遣いでみてくる



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