先生は蒼い瞳の狼くん*2nd
text.9~特別券~







―――――……




翌日


「先生…遅いな」


放課後になり、わたしは保健室で一人、先生を待っていた


答えが出た、そう瑠花たちにいったら"そっか"とうなずいて私を見送ってくれた。もちろん龍之介くんも


そして、謙先生にも伝えたら…千尋先生が5時くらいにもう一回だけ保健室に来るからと言われ


私は4時から先生を待っていた





「……」


先生の椅子に座りながら、私は保健室を眺める


この保健室には千尋先生との思い出で溢れてる



色々あったな…


先生を保健の先生だなんて思わなくて、失礼なこといったり


怪我して手当てしてくれたり


嘘ついて休んだ私をかくまってくれたりもしたな…


それで、沢山キスもした…



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