あたしの執事(カレ)はバンパイアっ

魅惑なリューク

若干17の、あたしの毎日は忙しい。


学業を遣りながら、魔法使いとして国を守らなきゃならない。


そう。


この星に、魔法使いは12人しか居ない。


力を持たない人間を守る代わりに、あたし達は存在する意味を認められる。


魔法使いは、突然変異で生まれるから……。


「本日の朝食は、カリカリのベーコン、ほうれん草とチーズのキッシュ、スープは、コンソメ、ポタージュがございますが?」


「じゃあ、ポタージュで。」


「かしこまりました。焼きたての、ワッフル、ハニートースト、クロワッサンの中からお選び下さい。」


「じゃあ、ワッフルを頼むわ。」


「はい。では、食堂にてお待ちして居ります。」


着替えを手伝いながら、リュークがニコッと微笑んだ。

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