するとななっぺが、残っていたジュースを飲み干してから口を開いた。






「まあ…、あかねちゃんのことは私がどうにか吐かせるから。松沢さんのことは瀬川がちゃんと断ってるみたいだし、まあ大丈夫だとは思うけど、様子は見るようにするね」



「俺も松沢とは必要最低限以外しゃべらないよーにすっから!」



「うん…、分かった。拓のこと、信じるよ」






この勉強会で、色々な事実が明らかになった。






ななっぺに先輩の彼氏ができたこと。




解決したけど、拓と倉本くんが私のことでケンカしていたこと。




もしかしたら、あかねちゃんが倉本くんを好きかもしれないということ。




そして、拓が松沢さんから告白されていたこと。






色んなことを一気に聞き過ぎて、正直私も考えが追いつかないんだけど……。






それだけ、みんなそれぞれの夏休みを過ごしたってことなんだよね。






1年前は同じ時を過ごして、同じ所を見つめていたかもしれない。






けど…




一人一人、考える事があって、違う所を見つめ始める。






もしかしたら私達は、そんな岐路に差し掛かっているのかもしれない。






まだまだ蒸し暑さが残る映美佳との帰り道で、私はそんなことを考えていた。













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