あまいチョコ
「え?」

「好き…好きなの!!祐樹が付き合ってるのはわかってるけど…でも、ずっとずっと好きだった!!」

一度口にしてしまったらもう後には戻れない。

あふれ出した言葉をおさえるすべなど私は知らない。

「いっつも、からかってくるのにたまにふっと笑ったり…いつも朝会うときも祐樹はたまたまって思ってるかもだけど、時間見計らって…」

いつのまにか、私の目には涙があふれていた。

「っ…ごめん…今の忘れて!!」

祐樹が少し困っているのが目にはいった瞬間私はわれにかえりチョコだけ強引におしつけて学校へ走りさった。


< 13 / 22 >

この作品をシェア

pagetop