鉄の救世主（くろがねのメシア）

復興

第五波以降、隕石の飛来は終息しつつある。

無論戦術自衛隊の監視は続いているし、警戒も怠っていない。

しかし日を追うごとに隕石飛来の確率は低下していると専門家も分析していた。

その間に被災地の復旧活動は進められていく。

破壊された建物の再建、瓦礫の撤去、家や住む場所を失った被災者達への支援活動。

隕石の迎撃を終えても、戦術自衛隊の任務は続く。

戦闘機の操縦桿やイージス艦の舵取りをしていた空自や海自の隊員達も陸に上がり、復興活動の支援に当たっていた。