百もの、語り。

6.包装


私はプレゼントを貰うと、
その中身も嬉しいですが、
包装を解く事が、何よりの楽しみです。

だって、何かが少しずつ出てくるの、
わくわくするでしょう?

上手く剥けなかったら、
思い切ってビリビリって、
ちょっとずつ、はいでいくの!
そうすると、もっと時間をかけれるし
上手くできたらできたで、
綺麗な包装紙は私の宝物になります。

そんな私の小さい頃のお気に入りの遊びは
そこら中の物をかたっぱしから包んで、
忘れた頃に、自分で開けるという物でした


その時も、その遊びをしていて、
さて次はどれを開けようかな。

ふと目に入ったのは、
微塵も記憶に無い、赤茶の包みでした。

よし、これにしよう。

そう決めた私は、いつもの通りに
ゆっくりと、包みに手をかけていきます。

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