【2016.1.26 最終章を修正し書き直しました】

※2月1日に恋蛍アナザーストーリーとして新作を公開予定しています。

沖縄の小さな離島。


与那星島(よなほしじま)。


神様がいる島には、不思議な色の風が吹いていた。



『陽妃さあ……おれの嫁さんになってくれんかね』

――比嘉 海斗(ひが かいと)



『こんな事になったんは、陽妃さん、あんたのせいよ!』

――島袋 葵(しまぶくろ あおい)



『にぃにぃを返してよ』

――比嘉 美波(ひが みなみ)



『なんでさ。なんで陽妃はひとりで背負い込むのさ』

――稲嶺 里菜(いなみね りな)



『オレじゃダメかね! オレが陽妃を守ったらダメかね!』

――喜屋武 悠真(きゃん ゆうま)



息もできないような苦しい、切ない、恋だった。


泣いても、泣いても、涙があふれて止まらない恋だった。


だけど。


激しい、くるおしい、いとおしい、恋だった。



『サヨナラ、海斗』

――須藤 陽妃(すどう はるひ)




悲しいほどに透明で、切ないほどに青くて。


あたしたちの恋は、クリアブルー色の恋だった。




あたし、


海斗の、


いちばん星になりたかった。


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