泣き顔にサヨナラのキス
勝手に倦怠期

 
土曜日の昼下がり


昨夜、あたしの部屋に泊まった孝太といえば……


テレビゲームに夢中。


はぁ


いつから、こんな風になってしまったのだろう。


「ご飯出来たよ。ね、途中で止めれないの?」


「あ~ごめん、ちょっとキリがいいところまで。
そうだ、カナ、ピーマン抜いてくれた?」


孝太は背中を向けたまま。


< 1 / 614 >

この作品をシェア

pagetop