のらねこ様、カレシ仕様

3 in 学校




学校の授業はほぼ寝て過ごす。


俺眠り病なのか・・・幾ら寝ても眠いし。


俺の周りには誰も近寄らない。

鬱陶しいから誰も寄らせない。








「おい。」

ふとあることが気になって、俺は久々に声を発してみた。


すると隣に座っていたアオキが
「はいっ!?」
と言って飛び跳ね、俺の脇に直立不動する。


コイツ、
なぜか俺を慕う忠犬みたいなヤツ。


ちょっと怯えたような、それでいて嬉しそうな顔。



・・・俺に命令されんのそんなにウレシイ?


キショイし・・・・。
< 33 / 319 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop