LOVE SONG
その声と同時にプロデューサーと中里も立ち上がった。

「おはようございます」

と口々に、言いながら、メンバー4人は頭を軽く下げながらマネージャーに続いて入って来た。

中里も、

「おはようございます」

と、深々と頭を下げた。

そんな中里を見て、プロデューサーがメンバーに中里を紹介した。

「おう、おはよう。早速だが、こっちが今回、詞を担当してもらう、中里哀華くんだ」

中里はもう一度、真顔で頭を下げた。

「初めまして。中里です。宜しくお願いします」

その言葉を受けて4人も

「宜しくお願いします」

と軽く会釈した。

「よし、自己紹介が終わったところで、ミーティング始めるぞ。座ってくれ」

プロデューサーの言葉で、その場の全員椅子に座った。

CityNoizeの4人はニコリともしない中里をチラチラと、それでもマジマジと見たりしながら、プロデューサーの話しに耳を傾けていた。
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